リフォーム業者を探しているとき、まずは何よりも施工写真をチェックしますよね。
ですが、施工写真を見る際に、
つい写真の美しさやビフォー・アフターの様子ばかりに注目していませんか?
実は、施工写真は3つのポイントをおさえることで、
リフォーム業者の特徴を見抜くツールとして活用することができます。
施工写真からわかるリフォーム業者の特徴
もし相見積もりを取っている2つの業者に、ほとんど同じ料金を提示された場合、
施工写真がきれいな業者の方に、良い印象を抱いてしまうのではないでしょうか。
しかし、せっかくの施工写真を見た目の美しさだけで判断すると、
貴重なリフォーム業者からの情報を見逃すことになってしまいます。
施工写真からリフォーム業者の情報を得るためには、
以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
ポイント2:見せ場を紹介している
ポイント3:詳しい解説文が添えられている
以下から、それぞれの意味や注意点について詳しく解説します。
デザイナーがコーディネートしている施工写真
リフォームの施工写真は、ビフォー・アフターの状態を並べて表示する手法が一般的です。
しかし中には、おしゃれな家具や調度品を部屋中に散りばめた、
本格的な内装コーディネートの施工写真を作成する業者も中には存在します。
フォトジェニックな内装コーディネートや、構図をばっちりおさえた写真の撮影は、
素人がやすやすとこなせる技術ではありません。
ですので、そのような豪華な施工写真には、
専門のコーディネーターとプロのカメラマンが関わっています。
また、プロを雇うほど施工写真に力を入れている会社は、
当然ホームページや広告のクオリティも妥協しません。
そうなると、これらの広告物に投じた費用をリフォーム業者は負担しなくてはなりませんので、
その分リフォームの代金に上乗せしなくてはならないのです。

必ず他の業者と相見積もりを取ったうえで、費用に上乗せされた金額が高すぎないか、
または、割高な費用を投じてでも頼むべきか、よく検討すると良いでしょう。
見せ場を紹介している施工写真
施工写真は、リフォーム業者の過去の実績紹介の場でもあります。
となれば、施工写真には必ず「見せ場」となるポイントを収めておかなければなりません。
見せ場とは、
タイルをあしらったキッチンや、
レンガで作ったアクセントウォール、
無垢材や海外メーカーの建具など、
「この業者に頼むとこんなリフォームができる!」
と見た人の興味を引くような、個性的な工夫が施された箇所です。
ただ単に、リフォームで綺麗になった外観や室内の全体図だけを見ても、その業者に頼む決め手とはなりにくいですよね。
このように、施工写真で客に見せ場をしっかりアピールする、サービス精神旺盛な業者を候補に入れることをおすすめします。
詳しい解説文が添えられている施工写真
施工写真には様々な情報が添えられています。
例えば、
・費用
・工事日
・面積
・家族構成
・リフォーム箇所
などが、施工写真とよくセットで記載される情報です。
このうち2,3項目だけしか記載しない業者もあれば、一切記載しない所もあります。
「タンクレストイレ」
とだけ記載されていたときと、
「狭いトイレスペースを有効活用するために、タンクレストイレに交換しました」
「節水機能の高いタンクレストイレの設置を希望されました」
など詳細な解説が記載されていたときでは、
同じトイレの写真でも後者の方がより魅力的なリフォームに感じられますよね。
リフォームに期待が持てるような詳細な解説文は、
業者からの「リフォームでこんなことができますよ」というプレゼンでもあるのです。
まとめ
施工写真は、客がリフォーム業者のことを知るためにまず最初に目を通す箇所であり、
かつ最も重視する箇所でもあります。
つまり、施工写真に力を入れている業者とは、
客の心理をよく理解している業者と言い換えることができるでしょう。
良いリフォーム業者を探すためには、まずは一通りの業者の施工写真に目を通し、
今回ご紹介した3つのポイントを思い出しながら、
信頼に値するかどうかを1社ずつ見極めていきましょう。