洗い物や油汚れが多いキッチンは、毎日のお手入れにかかる負担を、最も減らしておきたい箇所です。
お手入れのしやすさを決める要素には、清潔さが長持ちする素材や、手が届きやすい形状など、様々な物があります。
この記事では、システムキッチンのお手入れのしやすさに着目して、おすすめのメーカーを3社ご紹介します。
このページの目次
■お手入れのしやすさは何で決まる?
【タカラスタンダード公式HPより引用http://www.takara-standard.co.jp/】
お手入れしやすいキッチンは、以下のような特徴を持っています。
・拭き掃除だけで簡単に済む
・劣化に強い素材が使われている
・お手入れの負担を軽減する設備やしくみが整っている
以下でご紹介するメーカーは、上記の点に着目してお手入れの工夫を取り入れています。
しかし、ある人は便利と感じる機能でも、他の人にとっては使いづらく感じるという事もありますので、ショールームでの実体験も欠かさないようにしましょう。
■タカラのキッチンは、ホーローの耐久性に定評あり
【タカラスタンダード公式HPより引用http://www.takara-standard.co.jp/】
タカラスタンダードは、世界初のホーロー製システムキッチンを開発したメーカーです。
ホーローとは、金属にガラスをコーティングした素材で、水垢などの汚れを寄せ付けず、耐熱性も備えています。
一般的に、システムキッチンの本体には化粧シートが貼られた合板で作られますが、タカラスタンダードでは本体の扉やキャビネットにも全てホーローを使用しており、湿気による本体の劣化も軽減する事ができます。
【タカラスタンダード公式HPより引用http://www.takara-standard.co.jp/】
その他、キッチンパネルやガスコンロ、レンジフードの部材など、油汚れがこびりつきやすい箇所もホーロー製となっており、月に1度のお掃除で清潔さを長持ちさせる事が可能です。
また、シンク・コンロ・カウンターを繋ぐカウンターには継ぎ目がなく、隙間にゴミが溜まりにくく、拭き掃除の手間を大きく減らす事ができます。
→【リノベーション】タカラスタンダードのキッチンの評判や価格・相場は?
→【タカラスタンダードキッチン】「クォーツストーン」の特徴や評判は?
■レンジフードのお手入れを軽減させたパナソニック
【パナソニック公式HPより引用http://sumai.panasonic.jp/】
キッチンのお掃除は、毎日のお手入れだけでなく、数ヶ月に1度のレンジフードのお手入れも欠かせません。
しかし、日々蓄積されるレンジフードの油汚れは簡単には落とせず、多くの主婦にとって悩みの尽きない箇所です。
パナソニックは「10年間ファンのお掃除不要」を謳った、レンジフードの新商品『ほっとくリーンフード』を発売しました。
ほっとくリーンフードは、吸い込んだ空気をフード内のファンで分解して、油のみをプレートに溜めます。
そのため、最もお掃除が面倒なファンには油汚れがほとんど付着せず、約10年に1度の水洗いのみでお手入れを済ませる事ができます。
油が溜まるプレート部分も、約1カ月に1度の手洗いまたは食洗機での洗浄で済みますので、普段のお手入れは、親水コートされたフード表面の拭き掃除だけで完了します。
その他にも、パナソニックのシステムキッチンには、余計な継ぎ目や隙間を排除したシンクや、拭き掃除の妨げとなる段差を解消したコンロなども完備されています。
→パナソニックのシステムキッチンにリフォーム!価格や評判は?
■水の力で清潔さを極めた、TOTOのクラッソ
【TOTO公式HPより引用http://www.toto.co.jp/】
水周り機器のパイオニア・TOTOのシステムキッチン『クラッソ』には、あると嬉しいお手入れの工夫が詰まっています。
凹凸の少ない拭き掃除しやすい形状はもちろん、水で汚れを浮かす「親水アクアコート」で加工されたコンロ、汚れが水で流れるシンクなど、水の力を応用した特徴的な設備ばかりです。
さらに、TOTOならではの設備として、除菌成分を含んだ水を散布する「きれい除菌水」機能の付いた水栓も選ぶ事ができます。
ふきんやまな板、シンクの網かごに除菌水を吹き付ける事で、ふだんの水洗い以上に清潔なキッチンを保つ事が可能です。
また、パナソニックのレンジフードと同様に、油汚れを溜めない「ゼロフィルターフード」も、拭き掃除と水洗いだけでお手入れができるため、レンジフードのお手入れに悩まされる主婦の方から注目を集めてます。
→TOTOのキッチンの評判や価格・相場は?【トイレだけじゃない】
→TOTOのゼロフィルターフードの価格・評判は?
■まとめ
キッチンのお手入れを効率化させる方法は、素材や設備の威力だけではありません。
コンロの段差や、ワークトップの隙間、拭き掃除がしやすい高さや形状など、お手入れの際に感じる何気ないストレスを減らす工夫も重要です。
毎日使うキッチンを、ストレスを感じる事なく清潔に保つためにも、キッチンのお手入れ性能は最も重視すべきチェックポイントと言えるでしょう。
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